2014年が明けてもう1ヶ月が経とうとしており、すっかり普通の生活モードです。
しかし今年のお正月は、味気なく、めでたさ・賑わい・盛り上がりに欠けたように感じます。着物などの和風の雅を目にすることが少なく、初売りや福袋で活気づく街の風物詩がなかったような…、時の流れの線上に1月1日という元旦が乗っていただけという印象でした。正月休みに海外で潜っている(ダイビング)年はそう感じるのですが、今年は実家に帰省して日本にいたので、私だけの印象なのかと思っていたら、年が明けて診察にいらした患者さんと話すと、大多数の方が同じ印象を持っていらっしゃいました。これはいったい何でしょうか?
犬連れで大晦日車を飛ばして3時間を切って帰省したのに、帰り1月2日昼過ぎ箱根駅伝を見終わって実家を出たところ、新東名の前後大渋滞にはまって、家に着いたのは夜11時前、ほぼ9時間かかりました。御殿場ジャンクションの手前の駿河沼津から止まってしまい50㎞4時間半でした。どうして皆もっとゆっくり故郷にいないの?どうしてさっさと現実の生活に戻ろうとするの?と不思議に思いました。まあ私もそうなんですが、年末ぎりぎりに故郷へ帰り、親に顔見せ元旦親戚と酒盛りしたら早々に都会の家に帰って自分たちの正月を楽しみ直そう!というスケジュールなのでしょうか?核家族化が進むと親元でゆっくりする家族は少なくなってきたようです。1月4日から仕事始まりの人もいらっしゃるとは思いますが、年末の大掃除から正月夫の親元での家事によりゆううつになるお嫁さんを想って早めに帰ろうとするのかも知れません。とにかく新東名ができたのに、二股に分かれるジャンクションの前後渋滞はすさまじい限りでした。これならハワイやニューカレドニアに行けちゃったね!と言いながら、2つトンネルを抜けるのに1時間=ガソリンのメーターは1目盛り4~5リットル減りました。しかし今年のお正月は長い休みだったのに、海外に行ったという人の声はあまり聞きませんでした。何となく家でのんびり過ごしてしまったという人ばかりで、皆さんお金を使わなくなっている印象を持ちました。4月から消費税が8%に上がり、3月末納期の各種PCの大改修を控えて各企業が戦々恐々としているようですが、そんな時に浮かれて海外やら贅沢品に散財などしていられないよ!ってことでしょうか?
成人式、センター試験は大雪も降らず静かに過ぎ、今のところ大事件や大災害は起こらず、昔から毎年流行っているノロウイルスのニュースで騒いでいるくらいで、何やら嵐の前の静けさのようで不気味です。今、中国や北朝鮮やシリア・ロシア・タイなど 海外は紛争が続いていたり一触早発の雰囲気があったりと、物騒な映画を地で行くような情勢にあります。今年地球を揺るがす大事件が起こらなければ良いが…と願う年初でした。
2014年1月