2025を振り返って~人生1/3ずつ

 今年も残りあと半月となり、振り返ると今年はMLBドジャースに明け暮れた激動の年でした。1月からLAドジャースタジアムでの観戦旅行を計画し、3月のMLB開幕戦東京シリーズにプレゼント当選、5月足首骨折して地獄の一人暮らし、6月LAでドジャース戦を4戦観戦~大谷選手の1試合2ホームランと投手として復活したリアル二刀流復帰戦を目の前で見るという超幸運に恵まれ、記録的な夏の猛暑の中足首・膝・股関節のリハビリに通い、秋のポストシーズンでドジャースの劇的な優勝(2連覇)に感動(皆さんも一緒ですね)、直後家族に驚きのニュースが飛び込み(secret)、来年の見通しが全く立たない状況になり、はてさてどうなることか…。世の中は今、日本初の女性首相が誕生したとたん、日中関係が悪化して、もし戦争が起これば日本はひとたまりもない国だと実感せずにはいられません。皆さんにとってはどんな2025年でしたか?

 今はもう年末の寒い冬になっており、「喉元過ぎれば…」なのか、すっかりあの長く厳しい猛暑を忘れてしまっていますね。8・9月はそのせいかかなり多くの高齢者が亡くなられたようです。そのため火葬場がいっぱいで2週間程かかるとのことで、他県の私設火葬場を何とか探したという方までいらっしゃいました。お坊さんも連日葬儀を何件も抱えて多忙を極め、猛暑でも袈裟などたくさん重ね着しなければならず、炎天下の墓地でもお坊さんは傘をさしてはいけないということで、毎日熱中症で倒れそうだったとのことです。2007年8月16日多治見市で40.9℃と当時の日本最高気温を記録してから18年が経ち、今では日本中の至る所で40℃超えを記録するようになり、もう“暑い多治見”は影が薄れてしまいました。40年前は30℃を超えると(沖縄・京都辺りで)酷暑と思っていました。30年位前にスペインで40℃を記録したと聞いて「人間は溶けてしまい生きていけないのでは?」と驚いた記憶があります。最近の日本は夏35℃から40℃が当たり前になってきており、このまま地球温暖化が進んだら、子供・孫達の未来はどうなってしまうのだろう?と不安になります。そんな記録的な猛暑が10月初めまで続いた後、10月後半から長雨と曇天が続き、紅葉など秋晴れの行楽をする間もなく、急に寒い冬がやってきました。大きい寒暖差のために体調を崩したり、急にうつ状態に陥ったりする患者さんが例年以上に一気に増えました。秋うつ(寒くなり始めると気分が落ちてくる)を超え一気に冬うつ(冬季うつ病:日照量が減り寒さのため冬眠のようになる)です。私は水泳や海泳ぎをしているせいか季節の移り変わりによって体調や気分が変わることは全くありませんが、晴天が続くと気分が良くなるのは同じで、じっと冬晴れを待ちました。11月末からようやく雨がやみ晴天が続いた為、12月に入り皆さん体調は良くなり気分が上がってきております。

 今年のMLBのポストシーズンは感動に次ぐ感動で、野球をあまり観ない人でも観たようですね。ドジャ-スは、ポストシーズンはワイルドシリーズからの勝ち上がりでしたが、シンシナティ―・レッズ2-0、強豪フィラデルフィア・フィリーズ3-1、シーズン中6戦全敗のミルウォーキー・ブルワーズ4-0スイープと徐々に調子を上げて本領を発揮し、大谷選手は地区優勝を決めた第4戦で先発登板し、10奪三振無失点の勝利投手と場外を含む3本塁打を放つという離れ業をやってのけ、ナ・リーグ優勝決定シリーズMVPに輝きました。(それでも降板時大谷君は不満顔で『7回投げ切りたかったのに…』と悔しそうでしたから、来年は更に成長するのでしょう)。6月にドジャースタジアムに行った時外野スタンドの外で、「あ~.ここに張られる大谷君の場外ホームランのメモリアルプレートを見たいなあ」と思ったことを思い出しました。「ちょっと行くのが早かったか…」と。ワールドシリーズ対トロント・ブルージェイズ戦は連日シーソーゲームの接戦が続き、最終第7戦までもつれ込みました。ドジャースタジアムでの第3戦は延長18回6時間39分に及び、大谷選手は二塁打2本ホームラン2本に5四球(内4敬遠)の全9打席出塁(新記録)と大忙しの末、フリーマンのサヨナラホームランで勝ち切りました。ロジャーズセンターでの最終第7戦は劇的場面が満載、大谷投手が3回に撃ち込まれて愕然と膝に手を付くという見たことのない姿から極度に疲労困憊していることが伺われました。2-4で迎えた8回イェサベージからマンシーが放ったソロホームランで私は勝利を確信!だってもうブルージェイズには良い投手は残っておらず、ドジャースにはまだカーショーも佐々木も山本も残っていたから。9回表に大谷君の前にキケ・ヘルナンデスとミゲル・ロハスがいて、どちらかがヒットではなくホームランを打てば大谷君は敬遠されずホームランを打てば逆転決勝弾となり勝てる!というシナリオを描いていました。キケは三振に倒れたものの、次のロハスが私のシナリオ通りフルカウントから満身創痍の体で起死回生のホームランを打ち同点としました。が大谷君はあえなく凡退、ここでホームランを打っていれば大谷君がワールドシリーズのMVPだったでしょう。9回裏キケと交錯しながらパヘズの左中間フライ・スーパーキャッチで延長戦に突入、11回スミスのホームランで遂に逆転し、最後は連投の山本由伸投手が先頭打者のゲレーロJr.に魂の二塁打を打たれるも、好調で俊足のバージャーを計画的四球で歩かせ、当たっていなかった鈍足のカークと勝負して狙い通り併殺打に打ち取ってジ・エンド!勝利したのです。9回表あと2ストライクでブルージェイズの優勝が決まるという場面で、ロハスが同点ホームランを打った時、ドジャースブルペンで皆が狂喜乱舞する中、山本投手だけが顔を手で覆って『まじで?まさか?もしかして本当に自分がマウンドに上がらなければならないのか⁉』と思っているような表情をしていました。徐々に私は映画を見ているような不思議な気分になりました。『これは映画の野球なのでは?現実の現在進行形の筋書きのない野球の試合ではなく、誰かが作った傑作ストーリー展開の野球を世界中の人々が同時に観せられているのでは?』という錯覚に陥りました。実は映画や漫画より面白い、誰も手を加えていない自然発生的な純粋なる野球の試合だったわけですが、それほど劇的で感動的で1試合に何話ものドラマが詰め込まれたMLB史上に残る名試合を観ていたのです。そんなドジャースの優勝・2連覇で今年のMLBは幕を閉じ、朝の試合から夜のワースポMLBまでドジャース・大谷尽くしだった毎日が終わり、ロスに陥るかと思いきや、全くそんなことはなく、むしろずーっとその余韻に浸っていられています。次はWBC2026ですね!まだチケット全敗中ですが…。

 そんな初冬、92歳を迎える一人暮らしの父の様子を見に月1回帰省している私は、この度帰国する娘と三代並べて、父―私―娘とちょうど人生100歳時代の1/3ずつになることに気が付きました。娘は1/3、私は2/3、残りの分が父、私の人生もあと1/3を残すのみになったんだなあ!と。精神的には30歳で成人とはよく言ったものです。身体的には20歳で細胞はもう増えなくなり成長はストップ、だから「成人」(今法的には18歳成人~選挙のためでしょう)とされるのですが、そこから生物学的には下り坂に入るのです。人生の最初の1/3までが身体と人格を作り上げて次世代を作る準備段階(準備期)、次の中間の1/3が社会的役割や子育てを果たすべく活動する段階(充実期)、最後の残りの1/3は社会から引退して老いと共に自分の余生を楽しむ段階(消耗期)とでも言いましょうか、最後はまだこれからで経験していないためよく分かりませんが、そのようにありたいと考えています。親が死ぬと自分が最長老となり、次に死ぬのは自分なんだと気付き、死が現実的なものとして迫ってきます。相続税対策や遺言書の準備を考え始めます。好きな事やりたい事をしようと思っても、徐々に体が若い時のように動かなくなっていきます。足腰の具合から旅行にも行き辛くなり、物欲は減り(むしろ断捨離へ)、食も沢山摂れなくなります。美顔に励んでも効果乏しく、スポーツに励んでも骨や筋肉にこたえるようになってきます。装っても自分の姿が綺麗に見えず、写真に撮られるのを嫌うようになります。娘に「あと30年、あなたが今まで生きてきたくらいの時間でお母さんはこの世からいなくなるから覚悟してね」と言い仰天されますが、言った後自分もその言葉に驚き「そうかあと長くて30年くらいで死ぬのか、人生残り1/3なんだな」と覚悟するのでした。

 大谷君は今人生1/3の充実期真っ盛りに入ったところ、自分でも「今がピーク」と言っていますが、昨年ドジャースに入団した時10年契約したのも、野球人生の残りを逆算しての計画なのでしょう。ピークの来年も更なる漫画にもない驚きの活躍と映画以上の感動の連続を期待します。私は来年消耗期の始まりをどう展開しましょうか?皆様も人生1/3ずつを考えてみてはいかがでしょうか。

2025.12.12.

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